“浪曲界のプリンセス”澤雪絵、林寛子と20日に異色コラボライブ 「いっぱい勉強させていただきます」
”浪曲界のプリンセス”と呼ばれ、歌手デビューもした澤雪絵(51)が20日に東京・大田区のライブハウス「ラブリー寛寛」で歌手でタレントの林寛子(64)と異色のコラボライブを開く。 日本浪曲協会の理事も務める澤が、浪曲の魅力を広く知ってもらおうと、企画したライブ。これまで講談師や落語家、シンガー・ソングライターらとコラボしてきたが、元アイドルとの共演は初めて。共通の知人である音楽プロデューサーを介して実現した。当日はそれぞれのオリジナル曲の歌唱やデュエットなどともに、澤が浪曲も披露する。澤は「有名な方との初コラボが楽しみ。いっぱい勉強もさせていただきます!」と張り切っている。 浪曲界出身の三波春夫さんの歌を聴いたのがきっかけになり、浪曲界の第一人者、澤孝子さんに弟子入り。当時、33歳。結婚し子どももいたが、「本気でやるなら」という夫の後押しも受けて修行を始め、2007年に初舞台を踏んだ。 近年は若い世代にも浪曲を楽しんでもらおう、と星新一さんの短編小説を原作にした新作なども口演。昨年発売した「風の演歌節」での歌手デビューも”広報活動”の一環としての挑戦だった。 今年5月にはセカンドシングル「Soul of 浪花節」もリリースした。二刀流での活動に澤は「歌手デビューをして、浪曲にも興味を持ってくださる方も増えたように思います。でも、軸足は浪曲です。浪曲を灯を絶やさないよう、自分の技術も磨きながら浪曲を広めていきたい」と話した。
中日スポーツ