与党過半数割れでキーマンに! 国民民主党・玉木代表に単独インタビュー【徳島】
JRT四国放送
(国民民主党・玉木代表) 「ここにいる皆さんも、国民民主党に古い野党像は求めていないはずだ」 衆議院選挙で与党が過半数割れした今、キーマンとなるのが国民民主党の玉木雄一郎代表です。 (玉木代表) 「反対するばっかりの野党ではだめだ。やはり是は是 非は非として、良いものは前に進めるでも、おかしいことは言う」 四国放送ではこれまで玉木代表の取材を重ねてきました。 11月11日にも召集される臨時国会では、総理を決める首班指名も行われます。 今後の政治はどうなっていくのでしょうか。 国民民主党の玉木雄一郎代表を取材した小喜多雅明記者です。 (小玉アナ) 「与党過半数割れで玉木代表の動きが注目を集めていますね」 (小喜多) 「今回の衆議院選挙の結果自民党、公明党の与党は過半数の233議席を大幅に割り込み、218議席となりました」 「一方で野党第一党の立憲民主党が躍進し、148議席を獲得しましたが、自民党も立憲民主党もその他の政党と連携しないと国会での過半数は取れません」 「そこで自民党も立憲民主党も秋波を送っているのが、今回の選挙で議席を4倍に増やす28議席を獲得した国民民主党です。その国民民主党の玉木代表が、四国放送の単独インタビューに応じてくれました」 (記者) 「連日テレビに引っ張りだこですね?」 (玉木雄一郎代表) 「本当に注目頂き、それは本当にありがたいなと思っていると同時に、重い責任を感じている」 (記者) 「過半数割れで国民民主党はどうするのか?」 (玉木代表) 「我々国民民主党が自公の連立政権に入ることはない。私たちが欲しいのは大臣ポストではない。政策の実現だ。まさにそれを期待して議席を4倍に増やしてもらったと思っているので、ですから手取りを増やす経済政策、年収103万円の壁を上げるような政策をとにかく何が何でも実現して欲しいということだから、政策ごとに与党にも働きかけ、そしてそれをしっかりと受け入れてもらい、協力を頂いたその程度に応じてこちらも協力をしていくいうような政策毎の協力という形になっていく」 (記者) 「首班指名が11月11日だが、国民民主党はどうするのか?」 (玉木代表) 「これはもう明確で、30日の役員会で確認したが、1回目も仮に決戦投票になっても、玉木雄一郎と書くということだ。石破さん(首相)を書くことはないし、野田さん(立憲民主党代表)を書くこともない。石破さんに投票するのは、与党過半数割れを起こさせた民意に対して背くと思う一方で、野田さんに立憲民主党は(議席を)獲ったと言っても148議席なので足りないのと、確かに計算上は野党を全部足すと、過半数は野党はいくが、ただ全部ごったににしたような政権を、多分国民が求めてないのでは。それは1回目の2回目も国民民主党の玉木雄一郎代表を書くというのが、私は民意に沿った行動だと思っている」 NNNが衆議院選挙翌日の10月28日から29日に行った緊急世論調査の結果をご覧ください。 与党過半数割れした今回の選挙結果の評価について、58%の人が良かったとし、良くなかったの25%を大幅に上回りました。 一方、自民・公明の連立政権に国民民主党が加わることについては、反対が51%で賛成25%と、反対が多数を占めています。 来月11日召集されると見られる臨時国会では、総理大臣を決める首班指名が行われます。 今後の政権運営、国会審議では国民民主党がキャスティングボードを握る展開になりそうです。