【新日本】1.4ドームで辻陽太が悪童フィンレーに挑戦!「白いベルトをこれ以上、汚さないでほしい」「どんな手を使ってでも勝ちを挙げる」舌戦で早くも火花
また辻にはIWGP GLOBAL ヘビー級王座というタイトルに関する質問が飛ぶと「IWGP GLOBALというのは、IWGPヘビー級のベルトが統合されて、いままであったインターコンチの代わりにできたベルトだと思っています。なので、自分の中ではIWGP世界ヘビー級のベルトが新日本プロレスの中ではトップだと思ってます」とキッパリ。かつて中邑真輔(現WWE)の代名詞でもあったIWGPインターコンチネンタル王座の復刻版というイメージを持っていると同時に、団体最高峰のタイトルはIWGP世界ヘビー級王座であることには変わりないという認識を示した。 その上で「ただ、4月に内藤さんに負け、8月の『G1』決勝でザックに負け、今現状、俺にIWGP世界ヘビー級に挑戦する資格は自分自身ではないと思ってます。ただこうして、フィンレーが『このベルトを賭けて闘おう』そういう風に言っていただけたので、自分は覚悟を持って精一杯応えるつもりですし、この白いベルトを彼にこれ以上汚さないでほしいと思ってます。そしてこのベルトを俺は自分のやりたいことを叶えるため使う、その一歩にしたいと思ってます」と、まだフィンレーのダーティーなイメージしかついてないこのタイトルを辻のカラーに染めていく意向だ。 辻のコメントを聞いていたフィンレーは「正々堂々ってどういうことだ? デビッド・フィンレーとして長年プロレスをやってきて、父(デーブ・フィンレー)に言われたことがある。『勝つならば何としてでも勝て』この一言をチャンピオンとして実現するのであれば、そして昨年の『レッスルキングダム』同様にチャンピオンとしてリングを降りるためならば、どんな手を使ってでも勝ちをあげるという気持ちでいる。必要ならば、首、腕、背骨、どこでも破壊して勝利を手にしてやる」と辻の話に聞く耳を持たず、当日もダーティーファイトを仕掛けていくと予告した。 メインを任された海野からは、こちら側にも気負い過ぎているイメージがヒシヒシと伝わってきたが、辻は相性のいいフィンレーが相手とあって、終始余裕ある表情を見せていたのが印象的だ。この試合がメインで行なわれるIWGP世界ヘビー級選手権試合(ザック・セイバーJr.対海野)と比較されるのは確実。新世代2人に託された1.4ドーム大会は、今後の新日本マットを占う上でも重要な2試合と言っても過言ではない。結果だけでなく内容も問われる2試合となる。 取材・文⚫︎どら増田
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