『２０２４本の傘』を使って、ふるさとの偉人をグラウンドに描きました。 阿蘇郡小国町で、新しい千円札の肖像となった地元出身の細菌学者・北里 柴三郎の地上絵を作るイベントがありました。 【北里柴三郎 地上絵実行委員会　原山 真津雄 委員長】 「千円札の肖像になったのは、本当に本当にうれしくて誇らしくて。〈お祝いしなくてどうするんだ〉という気持ちできょうの日を迎えている」 芝生に描かれているのは…小国町出身の細菌学者、北里 柴三郎です。 ７月に発行が始まった新千円札の肖像である柴三郎。ふるさとの偉人が紙幣の顔に採用されたことに沸く小国町をさらに盛り上げようと、地元の商工会が１０月１３日、２０２４本の傘で柴三郎の地上絵を作るというイベントを開催しました。 【準備の様子】 「まだメガネのところ！だいぶある」 こちらはイベント２日前、会場のグラウンドでは着々と準備が進んでいました。設計図を基に芝生に印をつけていきます。参加者はこの印を基に当日、傘をさします。 【北里柴三郎 地上絵実行委員会　原山 真津雄 委員長】 「僕らも初めてで手探り状態なので、どんな感じかなと思って」 イベント前日には、印を基に支柱にくくりつけた傘を立てていきます。 約１時間半かけて２０２４本の傘を立て終わりました。 いよいよ迎えたイベント当日、この日は熊本県内外から約１５００人が集まりました。 【福岡から参加】 「ワクワクする感じ！」 【地元住民】 「地元の誇りで、本当にうれしい」 【小国町出身の参加者】 （千円札の肖像画に選ばれたときはどうでしたか？） 「職場のみんなに報告しました。うれしくて」 それぞれ立ち位置を選んだら、いよいよスタートです。 【司会の掛け声】 「どうぞ！」 １３０メートルの高さからドローンで撮影した映像です。後ろに見えるのは、熊本と大分にまたがる涌蓋山（わいたさん）。 近づくと、参加者たちが楽しそうに手を振る様子も確認できます。 完成した地上絵に参加者たちも大満足の様子です。 【参加した子ども】 「傘をさすタイミングでつかむのが楽しかった」 【参加した家族】 「私たちはここら辺に立っていました。頭の部分ですね」 「お金みたい！」 「本物みたいで、すごい」 【参加した親子】 「いや～本当に良かった」 （この中に自分がいるというのは？） 「すごくウキウキします」 この日撮影された動画や写真は、小国町商工会のホームページで公開されています。