国学院久我山が初の4強 星稜の林監督はラストゲームに センバツ
第94回選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝があり、国学院久我山(東京)が星稜(石川)を4-2で破り、春夏通じて初の4強進出を果たした。東京勢のベスト4入りは第84回大会(2012年)の関東一以来。 【国学院久我山vs星稜 熱戦を写真で】 浦和学院(埼玉)も準々決勝第1試合で勝利しており、関東・東京勢2校が準決勝に進むのも、第84回大会の関東一と健大高崎(群馬)以来となった。 国学院久我山は第10日(30日)第2試合で市和歌山―大阪桐蔭の勝者と対戦する。 星稜の林和成監督(46)はセンバツを最後に3月末で退任することを発表しており、ラストゲームとなった。 ◇マーガードは制球に苦しむ 国学院久我山が逆転勝ち。2点を追う五回、下川辺の左越え2ランなどで4点。5回2失点の先発・成田から渡辺、松本慎之介とつなぐ継投策もはまった。星稜は四回に津沢の右前適時打などで2点を先行したが、その後は打線につながりを欠いた。2番手で登板したエースのマーガードは制球に苦しみ、3回3分の2を2失点と粘れなかった。 ◇国学院久我山・尾崎直輝監督 調子のいい順番に継投した。第2先発のつもりで準備してもらった渡辺にスパッと変え、松本には(九回無死一塁、2ボールの場面から登板させて)可哀そうなことしたが、準備をしていたので行かせたかった。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。