捜査先で窃盗、時速165キロでパトカー運転、小型カメラで女性を盗撮・・・ 京都府警で不祥事相次ぐ 今年度だけで警察官7人処分
京都府警で16日、捜査中の現金の窃盗や覆面パトカーでのスピード違反、盗撮の疑いなど、警察官4人の不祥事が明らかになりました。 京都府警は16日、捜査二課所属の警部補、林謙司容疑者(57)を窃盗の疑いで逮捕しました。 伏見警察署に勤務していた4年前、捜査のため訪れた住宅で、現金約10万円と1万円相当の腕時計1本を盗んだ疑いがもたれています。林容疑者は容疑を認めているということです。 また、交通機動隊所属の30代の男性巡査長はことし7月、交通違反の取り締まりのために亀岡市の京都縦貫道で覆面パトカーを運転していた際、法定速度を85キロ超過する時速約165キロで走ったとして道路交通法違反の疑いで書類送検されました。「パトカーが速度違反をして車を追い越していった」という苦情があり、判明しました。 巡査長は「どれくらい速度が出るのか、パトカーの性能を試したかった」と話しているということです。当時は、夏の交通事故防止府民運動の期間中でした。巡査長は、同乗していた30代の男性巡査とともに減給などの処分を受けました。 また、下鴨署の30代の男性巡査部長が去年5月から7月にかけ、宿泊施設で複数の女性の性的な姿をスマートフォンや小型カメラで盗撮した疑いで書類送検されていたこともわかりました。 今年度に入り、京都府警では警察官7人が停職などの処分を受けています。
ABCテレビ