ガッカリ…。U-23日本代表、アジア杯グループリーグ期待外れの選手(6)フィジカル強いはずじゃ…。吹き飛ばされたMF
サッカーU-23日本代表は、AFC U-23アジアカップ兼パリ五輪アジア最終予選・グループBで2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。パリ五輪出場権獲得に向けて、前進しているが、全てが順風満帆というわけではない。今回はグループリーグで本来のプレーを見せられなかったU-23日本代表の選手を紹介する。
MF:田中聡 生年月日:2002年8月13日 U-23中国代表戦:出場なし U-23UAE代表戦:出場なし U-23韓国代表戦:先発出場、63分に交代 田中聡は、3月に行われたU-23ウクライナ代表戦とのテストマッチでゴールを決めてアピールに成功し、U-23アジアカップのメンバーに生き残った。その勢いでアピールを続けたいところだったが、U-23韓国代表戦では評価を下げた印象を受ける。 第1戦と第2戦で出番がなかった田中は、グループリーグ突破が決まった状態で迎えた第3戦で先発起用された。しかし、U-23韓国代表の守備的な戦術にハマって解決策を見出せず。執拗な守備に苦しみ、裏のスペースを狙って飛び出す荒木遼太郎とのタイミングもかみ合わなかった。 技術面以上に気になるのはフィジカルだ。本来、球際の強さが最大の武器であるはずの田中だが、持ち味を十分に発揮できなかった。59分には、右サイドのスペースに顔を出してパスを受けるまでは良かったものの、相手CBのチョ・ヒュンテクに自分から身体をぶつけにいってはじき返されてしまっている。 田中のパフォーマンスについて、今大会初出場の1試合で結論を出すことはできないとしても、田中が退いて藤田譲瑠チマと松木玖生が入った63分以降の方がU-23日本代表が中盤を支配していたのは間違いない。当落線上で生き残った田中は、U-23日本代表がパリ五輪出場権を獲得したとしても、再びメンバー入りが微妙な立場になりそうだ。
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