ドレイパーの快進撃止まらず!世界10位デミノーを下してグランドスラム初の4強[全米オープン]【テニス】
ドレイパー、セットを落とすことなくグランドスラム初の4強
現地9月4日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス準々決勝が行われ、第25シードのジャック・ドレイパー(イギリス/世界ランク25位)が、第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同10位)を6-3、7-5、6-2のストレートで下し、グランドスラムで初めての準決勝に進んだ。 【動画】ドレイパーのデミノーも追えない柔らかなドロップショット&マッチハイライト 今年6月のATP250シュツットガルトでツアー初優勝を挙げた22歳のドレイパー。3年連続3度目の全米オープンでは、1回戦でジャン・ジジェン(中国/同41位)、2回戦でファクンド・ディアス・アコスタ(アルゼンチン/同64位)、3回戦でボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同74位)、4回戦でトマシュ・マハチ(チェコ/同39位)と、セットを落とすことなく下す快進撃を見せている。 準々決勝では過去3戦し、いずれも勝利できていないデミノーが相手。高い守備力、そして展開力のあるデミノーだが、それを上回る攻撃力をドレイパーが披露した。 第1、第2セットともに先にブレークしたドレイパーは、デミノーに一度は追いつかれてしまう状況となったが、多くのチャンスを作り続けて再びリードを奪う。第1セットを6-3、第2セットを7-5で連取する。 第3セットも強烈な回り込みのフォアハンドでデミノーをベースラインにくぎ付けにし、オープンコートにウィナーを放つドレイパー。左利きを生かしたサーブでピンチを防いでブレークを許さなかった。結局、1-2から5ゲームを連取して6-2と、5試合連続のストレート勝ちで自身初となるグランドスラム準決勝に進んだ。 準決勝では、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/同1位)と第5シードのダニール・メドベデフ(同5位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部