乾式貯蔵施設、福井県が申請了承 関電原発構内に設置を計画
関西電力が福井県の原発構内に設置を計画している使用済み核燃料を保管する乾式貯蔵施設について、県は15日、関電に原子力規制委員会への申請を了承した。規制委の審査後に、最終的な設置の可否を判断する。中村保博副知事が関電の水田仁原子力事業本部長と面談し、伝えた。 立地自治体のほか、県議会や県の原子力安全専門委員会の議論を踏まえ、県は了承するかどうか判断する方針を示していた。14日におおい町、高浜町、美浜町の3町が申請を了承する考えを県に伝えていた。 15日の面談で中村副知事は「永久に保管されるのではないかとの議論もある。今後、具体的な搬出時期の考え方を説明してもらいたい」と要望した。