島根、鳥取でインフルエンザ急拡大 島根県が警報発令 学校閉鎖など30校に
山陰両県でインフルエンザの流行が拡大している。直近1週間(16~22日)に定点医療機関で確認された感染者数は、島根が前週比18・84人増の39・66人、鳥取は8・75人増の30・72人となった。島根県は25日に流行警報を発令した。両県は感染対策を続けるよう呼びかけている。 【市町村一覧】島根、鳥取の感染者数
島根の報告患者数は1507人で、7週連続の増加となった。保健所管内別の内訳は、浜田(定点医療機関5)597人▽出雲(9)386人▽松江(11)266人▽雲南(3)101人▽県央(3)66人▽益田(5)46人▽隠岐(2)45人-。定点当たりは、浜田圏域が警報基準(30人)を大幅に上回る119・40人となり、出雲42・89人、雲南33・67人と続いた。 感染者の7割強が19歳以下で、23~25の3日間で学校、学年、学級のいずれかの閉鎖措置を取ったのは30校に上った。 鳥取は891人で、内訳は鳥取市(12)358人、米子(11)304人、倉吉(6)229人。人口の多い鳥取市、米子圏域が警報基準に達していないため、引き続き注意報を発令している。 両県は、流行状況を注視しながら手洗いやせきエチケットの励行など感染予防と拡大防止に努めるよう呼びかけている。