パリ五輪メンバーの山口茜と藤坂尚輝、見延和靖が佐賀国スポに出場 福井県選手団で
佐賀国民スポーツ大会(国スポ)本会期の福井県選手団には、パリ五輪に出場したフェンシング見延和靖、バドミントン山口茜、ハンドボール藤坂尚輝ら日本を代表する選手たちが名を連ねた。地元選手との融合を図り、3大会連続の天皇杯10位台を目指す。 見延が出場するフェンシング成年男子は、エペとフルーレの2種目で争う。2021年東京五輪代表・徳南堅太(デロイトトーマツコンサルティング)と、阪野弘和(渋谷ユナイテッド)の旧武生商高時代の同級生3人でチームを組む。見延の「チーム福井」入りは、法政大時代の2009年新潟国体以来。 パリ五輪女子シングルス8強の山口は、18年福井国体以来6年ぶりの出場。2単1複の成年女子団体戦を戦う。所属先の再春館製薬所を通じ「久しぶりにチーム福井の一員として出場できることをうれしく思う」とコメント。「少しでも貢献できるように、また日頃のサポートに応えられるよう、楽しく頑張りたい」と意欲を示した。 日本の司令塔としてパリで大きく飛躍した藤坂は、昨年の鹿児島国体に続く「チーム福井」入り。福井永平寺ブルーサンダーのメンバーが主体の成年男子チームに参加する。U21(21歳以下)日本代表として7月の男子ジュニアアジア選手権で優勝した長谷川惣唯(そうい)(北陸高出身、中央大)、永森悠透(はると)(同)も加わる。藤坂は福井新聞の取材に「お世話になった地元に恩返ししたい。自分がやってきたことを全力で出し、福井に貢献したい」と話した。 ホッケー成年男子には三谷元騎(井上金庫販売)、渡辺晃大(越前町役場)の21年東京五輪代表2人が出場する。 県スポーツ協会の南部則雄専務理事は、会期前競技の体操成年男子に出場した杉野正尭(たかあき)(鯖江高出身、徳洲会)を含め「こんなに多くのオリンピアンを輩出できたのは各競技団体のおかげ」と感謝し、福井をより元気にしてくれる活躍に期待を寄せた。
福井新聞社