初本塁打含む５打数４安打４打点をマークした真鍋慧

◆関西六大学野球春季リーグ戦　▽第２節２回戦　大商大８―２龍谷大（１４日・ほっともっとフィールド神戸） 　大商大は１１安打８得点と打線が活気づき、龍谷大に連勝で勝ち点を２に伸ばした。 　５回先頭、広陵で甲子園に３度出場した真鍋慧（けいた）内野手（１年）が、右翼席中段にリーグ戦初本塁打を叩き込んだ。「打った瞬間だった」と手応え十分の一発で同点にすると、６回１死満塁では走者一掃の右越え適時二塁打。５打数４安打４打点１盗塁と大暴れした。 　６日の開幕戦で、先制打を含む２安打２打点と鮮烈デビューを飾った。しかしその後は、２戦で９打数１安打に沈み、この日は初回の先制のチャンスで走塁ミスもあった。「『メンバーから外すぞ』と言った。ふがいないところもあったので、（周りに）なんでこいつやと思われないように打たないと、という話しをした。最後のチャンス」と富山陽一監督。５回の打席直前に告げられた厳しい一言に、真鍋はファーストスイングで答えを出した。「勝つことだけ考えて。自分の結果よりチームが勝てばいいと思っている」。広陵で６４本塁打を積みあげた左の大砲が、チームをリーグ史上最長となる５季連続Ｖに導く。