【欧州】“カクカク”デザインのレトロスタイル! 32年ぶり復活のルノー新型「4(キャトル)」! 旧車デザインの「コンパクトSUV」2025年発売へ
名車をオマージュした「レトロフューチャーデザイン」が話題に
フランス・ルノーが2024年9月に発表した新型BセグメントBEV(バッテリーEV:電気自動車)の「4(キャトル)E-TECH エレクトリック」が、日本でも密かに注目を集めているようです。 32年ぶりに復活した“名車”ですが、どのようなクルマなのでしょうか。 【画像】超カッコいい! ルノー新型「4(キャトル)」を画像で見る(30枚以上)
2024年2月、ルノーは新型BEV「Renault5 E-TECH electric(ルノーサンク・イーテック・エレクトリック)」の市販車モデルを発表。 初代「ルノー5(サンク)」をオマージュした“レトロフューチャー”デザインが反響を呼びました。 そして2024年10月、ルノー5に続き、新型BEV「Renault4 E-TECH electric(ルノーキャトル・イーテック・エレクトリック)」の市販車モデルを発表。 こちらも初代ルノー4をオマージュしたデザインで大きな話題となりました。 今回は新型サンク E-TECH エレクトリックと比較しながら、現在までに公開されている新型キャトル E-TECH エレクトリックの情報をまとめます。 乗用車としての汎用性や使い勝手を追求して開発された初代ルノー4。 そして初代ルノー4をベースに、軽便なコンパクトハッチバックとして開発された初代ルノー5。 新型キャトル E-TECH エレクトリック、新型サンク E-TECH エレクトリックは共通のプラットフォームを採用していますが、それぞれ初代のコンセプトをしっかりと引き継いでいます。 新型キャトル E-TECH エレクトリックは日常使いからアウトドアレジャーまで、様々なシーンでの活躍を想定したクロスオーバーBEVです。 サイズは新型サンク E-TECH エレクトリックと比較して一回り大きく、欧州Bセグメントに相当します。 初代ルノー4を象徴する装備「キャンバストップ」を採用。その開口部は広く取られ、乗員に開放感を提供します。 ほかにも丸形ヘッドライトと幅広の水平グリルを意識したシグネイチャーフロントグリル、3部構成のリアライト、リアクォーターパネルの形状、ドアシルやルーフの意匠など、初代ルノー4をリスペクトしたデザインが多数、盛り込まれています。 また80mm長いホイールベースが、安定性と居住性の高さに貢献します。 インテリアは10.1インチのデジタルメーターにくわえ、Googleを搭載した10インチのインフォテインメントディスプレイを採用するなど、新型サンク E-TECH エレクトリックを踏襲したものになっています。 テールゲートは電動で動作。荷室スペースは広く、420リットルを確保し、後部座席を折りたたむことで最大1405リットルまで拡大を可能としています。 また床下には着脱可能な35リットルの小物入れを装備するなど、使い勝手は良好です。 パワートレインは2タイプを用意。 都市部の利用に向いた「アーバンレンジ(最高出力121ps・40kWhリチウムイオンバッテリー搭載・最長航続距離305km)」と、高い走行性能を確保した「コンフォートレンジ(最高出力150ps・52kWhリチウムイオンバッテリー搭載・最長航続距離400km)」が設定されます。 なおルノーとして初めてワンペダル操作を採用しました。 ルノーからの告知はされていませんが、は新型サンク E-TECH エレクトリックや、上位Cセグメントの「メガーヌ E-TECH エレクトリック」などのラインナップから、価格は3万ポンド弱(600万円弱と予想され)、2025年夏期に販売が始まるとの線が濃厚だといいます。 コンパクトなサイズだけに、日本での導入にも大いに期待したいところです。
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