例年より遅い桜便り 開花の遅れと悪天候に関係者は頭悩ます 大分の平年日は24日
大分放送
大分の桜の開花の平年日は3月24日ですが、今年はまだ便りが届いていません。桜まつりの関係者は開花の遅れと悪天候に頭を悩ませています。 【写真を見る】例年より遅い桜便り 開花の遅れと悪天候に関係者は頭悩ます 大分の平年日は24日 おとなり宮崎県では25日、桜の開花が発表されました。平年より2日、去年より6日遅い春の便りです。大分の開花はいつになるのでしょうか。 (井口キャスター)「大分の開花発表の目安となるのは、気象台にある樹齢44年の標本木です。花は一輪も咲いていませんが、つぼみが緑色になっているものもあります」 標本木に5・6輪以上の花が咲くと開花が発表されます。大分の開花の平年日は3月24日で、すでに過ぎていますが、25日時点では一輪も咲いていませんでした。 (大分地方気象台・中村政文気象情報官)「つぼみは先週の段階ではふくらみはそんなになかったが、全然膨らみ方が違いますので、徐々に徐々に春に近づいているかなと思う」 大分の開花発表はもう少しだけ先になりそうです。一方、開花の遅れにより、桜の名所の恒例イベントにも影響がでています。 先週、金曜日から10日間の日程で桜まつりを開催している臼杵公園には、ツアー客が訪れていました。 (ツアー客)「咲き始めという感じですね」 (臼杵市観光協会・石川哲哉事務局次長)「ほんとに咲き始めです。少し咲いている。あそこも一輪さいているし」 例年この時期には見ごろを迎えているはずの桜はまだ咲き始め。夜のライトアップや、屋台の出店も日程通り実施していますが、悪天候も重なって花見客はまばらです。 (出店者)「雨ですし、桜が咲いていないので、少ないですね」「長いこと来ているけど、雨と桜がないということはなかった両方ダブルということは」 例年開花が始まれば一気に咲くため、観光協会は今週末には見ごろを迎えてほしいと期待しています。 一方、佐伯市では今週末多くの観光客が訪れる春の恒例イベント桜まつりが企画されています。大名行列の会場となる城山の桜は25日現在で、少し咲き始めている木もありますが、全体的には例年より遅れていて、祭り関係者は開花を待ちわびています。自然を相手にわがままは言えませんが、春の便りが待ち遠しいですね。
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