みこし担ぎ、荒波へ 12年に1度の「お浜降り」 千葉・浦賀神社
千葉県旭市の浦賀神社で12年に1度、辰(たつ)年ごとに開かれる式年神幸祭があり、氏子たちがみこしを担いで海に入る「お浜降り」が7日、行われた。 江戸時代に始まったとされ、記録に残るだけでも16回を数える伝統行事。前回の2012年は東日本大震災からの復興途上で簡素化されたが、今回は本来の姿に戻った。この日の午前9時過ぎ、氏子らは総勢約70人で同神社を出発。数カ所での祭典後、午後1時過ぎに浜辺に到着した。 地元の子どもたちによる稚児舞の後、氏子らはみこしを担いで勢いよく海に入った。腰の高さまでつかりながら荒波に向かって激しくみこしを揺らした。市民らも波打ち際まで見守り、声援を送った。【近藤卓資】