体調不良で静養中、退任の阪神・岡田前監督が元気な姿で甲子園電撃訪問…ぜひ私の店にも来て〝助けて〟ください
【川尻哲郎「TIGER STADIUM」店主敬白】 あの猛暑もやっとこさ姿を消し、一気に秋の気配になりました。すでに阪神タイガースの熱い戦いもすべて終了し、私の店では連日、DeNA対ソフトバンクの日本シリーズの放送を超大型のテレビで流し、それはそれは…実に寂しい時間を過ごしております(笑)。 【写真】ベンチで談笑する阪神・岡田彰布前監督と藤川球児新監督 何と言っても1年前の今ごろは、阪神が悲願の日本シリーズに進出し、お客さんの予約は殺到するわ、注文もジャンジャン来るわ…とそれはそれはウヒヒな毎日(しかも7戦目までもつれてくれました!)でした。 「今年も阪神がシリーズに出てくれたら、もっとお酒が進むのに…」とお客さんは恨めしげ。そのたびに私も唇をかみしめては「この悔しさは来年、球児が1年目から優勝して晴らしてくれます!」と返答しております。 その球児…いや藤川新監督率いる阪神の秋季キャンプが来たる11月1日から始まります。監督の故郷が高知県だけに、キャンプ地の同県安芸市も相当のフィーバーが予想されますね。一方で、今季限りで退任された岡田前監督は、体調不良で静養中とのことで心配していたのですが、チームが秋季練習中の甲子園球場のクラブハウスに28日に姿を見せたと聞きました。藤川監督とも偶然に対面して会話も少ししたそうですが、球団関係者によると「体調は良くなってます。元気に(トレーニング室の)バイクに乗っておられました」とのことで安心しました。 今春に沖縄でのキャンプを表敬訪問した際に、「(店が阪神日本一で)儲かってるらしいな」ときつい一発を浴びせてくださった岡田前監督におかれましては、ぜひ一度は私の店にも来て〝助けて〟いただきたいと願っております。いや、ホント…。 ■川尻哲郎(かわじり・てつろう) 1969年1月5日、東京都生まれ。亜大から日産自動車を経て94年ドラフト4位で阪神入団。1年目から8勝、97年は開幕投手を務め、98年5月26日の中日戦(倉敷)でノーヒットノーランを達成。2003年オフに近鉄移籍、翌04年オフには球界再編による分配ドラフトで新球団の楽天に移籍し05年限りで現役引退。通算227試合登板60勝72敗3セーブ、防御率3.65。14年にはBCリーグ・群馬監督に就任してリーグ優勝。20年から東京・新橋で阪神戦を観ながら飲めるスポーツバー「TIGER STADIUM」を営む。