熊本４区は八代・人吉・天草など県内で最も広い選挙区で、３人が立候補しています。 【維新・元　矢上雅義候補（６４）】 「身近なところで皆さんの雇用を守る。農業、建築現場、工場で若い人たちを育てる。みんなで高齢者を見守る地域社会をつくるために、矢上 雅義は日本維新の会と一緒に頑張っていく」 立憲民主党などで衆議院議員を通算３期務めた元職の矢上 雅義さん。今回は、日本維新の会から国政返り咲きを目指します。 矢上さんは自民党の裏金問題を批判し、政治改革や雇用の安定などを政策に掲げます。 街頭演説には、維新の松野明美参議院議員や党本部の幹部らが応援に駆け付け、『自民１強の打破』を訴えました。 【維新　松野 明美 参議院議員】 「（自民党が）こんなに余裕があるのは熊本県だけ、全国でも熊本県はよくなりますか？よくなるはずがない。だから刺激を与えられるように私たちも力を付けて。そうでないと熊本の未来はない」 【維新・元　矢上 雅義 候補（６４）】 「（党の応援は）心強い。心強いと同時に、県南部に維新のイメージが浸透していないから、維新のイメージが伝われば、ありがたい」 矢上さんはこれまでの政治経験と人脈を強みに『草の根の活動』で各地を精力的に回り、支持拡大を狙います。 【自民・前　金子 恭之 候補（６３）】 「これまで築き上げてきた社会インフラを基に、いよいよ県北から我々の地域に経済の果実を持って来るチャンス」 今回の衆院選で９回連続当選を目指す自民党・前職の金子 恭之さん。これまでに、政府では国土交通副大臣や総務大臣、自民党では、青年局長や組織運動本部長を歴任しています。 金子さんは高速道路や鉄道、港湾などのインフラ整備を行ってきた自らの実績をアピール。「ＴＳＭＣの経済効果を県南部に波及させたい」と強調します。 金子さんは自民党の『政治とカネ』をめぐる問題について、「これまで以上の冷たい逆風だが政策本位の選挙戦を目指す」と話します。 【自民・前　金子 恭之 候補（６３）】 「『政治とカネ』の問題。私自身は一点の曇りもないし、後ろめたいこともやっていない。そのようなこととは無縁の男。胸を張って自信を持って戦い抜く」 街頭演説には、人吉市や八代市などの市町村長や党所属の県議、推薦する公明党の県議などもマイクを握り、盤石の組織戦を展開します。 【立憲・新　笹本 由紀子 候補（５９）】 「ほぼ同じ世代として前職・元職がやってきた政治の決着をつけなければならない。市民の声が届かないパイプなら詰まっているか、腐っている。だからそのパイプを取り替える。それが私の役目」 立憲民主党・新人の笹本 由紀子さん。渋谷区議を２期８年務めたあと、２０２０年７月の豪雨災害後に地元・人吉に戻りました。 【立憲・新　笹本 由紀子 候補（５９）】 「自民党の裏金問題も旧統一教会のことも、彼らはこの選挙が終われば許してもらえると思っている」 笹本さんは「市民の声が国政に届いていない」と話し、豪雨からの復興や水俣病問題の解決などを政策に掲げます。 【立憲民主党県連　鎌田 聡 代表】 「期待感はありつつも候補者の知名度がまだ上がっていない。連合熊本や支援いただく野党ともっともっと輪を広めたい」 街頭演説には、立憲民主党県連の鎌田 聡 代表や党所属の県議などが支援し、推薦する連合熊本の幹部も応援に駆け付けるなど、知名度アップを図ります。