<知らんかった~>堺に大阪の「マンホール蓋」が大集合!?
<知らんかった~>堺に大阪の「マンホール」が大集合!? 撮影・編集:柳曽文隆 報告:岡本ゆか THEPAGE大阪
堺市堺区にある三宝水再生センター(堺市堺区松屋・旧三宝下水処理場)で恒例の「三宝あじさいまつり」が開催されている。7日午前には近畿地方は梅雨入りしたと見られるという発表があり、約100種類、1600株ものアジサイが訪れる人々の目を楽しませているが、その展示の中で一風変わった展示も注目を集めている。それは大阪で「マンホールカード」を配布している団体の「デザインマンホール」の蓋(ふた)の展示だ。
貴重なデザインのマンホール蓋ズラリ
広報担当者によると、マンホールカードとは、日本下水道協会が中心となって産官学を連携させた「下水道広報プラットホーム(GKP)」が、下水事業周知の一環として、各地のマンホール蓋をコレクションできる「マンホールカード」を企画し、全国の自治体に作成を呼びかけてできたものだという。 そこで、今回、この「あじさいまつり」に合わせて担当者が展示を企画。大阪府内でこのカードを発行している13団体に問い合わせ、各地まで借りに行き今回の展示に至ったという。マンホールは自動車や車の重さに耐えられるよう頑丈に作られているだけあり、運ぶのは一苦労。担当者は「1枚重さが約42キロあるものだし、今ではなかなかないものもお借りしたので、取り扱いも十分に注意して運びました」と語る。 たしかに、カラフルな色をしたデザインマンホールも多いが、こうしたものは普段道路などでは見かけないものも多い。また、堺市のものだと政令指定都市になった時に作られたものや、30年以上前にPRのために作ったもの、また当時の美原町(現・堺市美原区)がデザインしたものも展示されている。現在も使用されているものもあるが、こうじっくり見ることもないため貴重なものでもあるそうだ。
マンホールカード受け取り場所も掲示
そして、展示終了時間になると、多くの職員が展示場所に集まり、1枚1枚をていねいに屋内へしまう光景も見られた。「本当に貴重なものをお借りしているから、展示時間が終わるとしまうために職員が集まってます」と担当者は笑顔で語る。 この貴重なマンホール展示のほか、各地のマンホールカードや図柄の解説、カードの受け取り場所なども記している。担当者は「ふだん目にするマンホールの蓋ですけど、こうした形で見つめる機会も少ないと思いますので、ぜひいらしてください」と笑顔で話している。 このあじさいまつりは、11日まで。時間は午前10時から午後4時(土・日は午後5時まで)。無料駐車場アリ。問い合わせは堺市上下水道局お客様センター公式サイトまで。