三浦佳生（AP）

◇２１日　フィギュアスケート　グランプリ（ＧＰ）シリーズ第１戦・スケートアメリカ最終日（米テキサス州アレン） 　男子フリーを行い、２０２３年四大陸選手権王者で昨季全日本選手権４位の三浦佳生（１９）＝オリエンタルバイオ・明大＝が合計２７８・６７点で３位となり、銅メダルを獲得した。ショートプログラム（ＳＰ）２位で臨んだフリーは３位の１７９・１３点をマークした。 　１１番滑走で登場した三浦は冒頭に跳んだトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）からの３連続ジャンプを成功させて、ＧＯＥ（出来栄え点）で２・０６点の加点を獲得。続く４回転サルコーで１・３９点、基礎点が１・１倍となる後半に跳んだ４回転―３回転の連続トーループで２・８５点という高い加点を得た。 　しかし、３本目に跳んだ４回転トーループと４本目に跳んだトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）でＧＯＥの減点を受けた。さらに、スピンやステップといったジャンプ以外の構成要素でのレベルの取りこぼしがあり、優勝したイリア・マリニン（米国）、２位のケビン・エイモズ（フランス）には及ばなかった。 　他の日本勢は、島田高志郎（２３）＝木下グループ＝が合計２１９・６８点の６位、吉岡希（２０）＝法大＝が合計２１５・９２点の８位で今大会を終えた。三浦の次戦は第４戦で日本開催のＮＨＫ杯を予定している。