「本人?乗っ取り?」アインシュタイン稲田が巻き込まれたSNS"性的画像要求"の「法的責任」
人気芸人にとある疑惑が浮上している。 事の発端は暴露系ユーチューバー・コレコレの生配信だった。お笑いコンビ『アインシュタイン』稲田直樹がインスタのDMで一般人に対し 【写真あり】「マジかあ…」アインシュタイン・稲田 あまりの不審ぶりに「警備員と押し問答?」 《AbemaTVの企画に協力してもらえませんか?》 とお願いし、 《少しアダルトなもので、フォロワーの方にDMでどれだけ攻めた質問に答えてもらえるか、というものになっております》 と説明していたという疑惑だ。 そして女性が乗ってきたところで、“裏アカ”に誘導しやりとりを続け、性的画像を送らせていたが、女性が不審に思い「本当に番組の企画なのか」と疑問を抱き告発したという。 稲田は7月29日にXで 《すっごい変な事に巻き込まれました。全く身に覚えがないし、企画を装って変な嘘ついてまであんな事はしません》 と切り出し 《なぜならおれは口説く時は真っ直ぐ目を見て口説くからな》 と完全否定した。 コレコレは被害女性が捏造できないよう、スクリーンショットではなく動画でインスタのDMを開けて稲田の公式のアカウントから来ていることをXで発信。さらにそれだけでは信用に足らないと、女性に直接会いに行き、スマホからDMを開き、やり取りを見る動画も配信している。 《被害者も複数存在し”別の女性”からのDM画録も載せておきます。 ※こちらの方も稲田にブロックされています》 とコレコレは主張。さらに誘導していた“裏アカ”も、この問題が浮上したとたんにアカウントが削除されたという。 稲田のXのコメント欄を見てみると一般ユーザーから 《文字だけじゃなくて証拠つきで潔白を示さないと》 《今ならまだ間に合う、正直に言おう》 と、疑念をぬぐえない人が多いようだ。 そんな声を懸念したのか、稲田は8月1日にXを更新し 《僕のセキュリティが甘く不正ログインされた形跡がありました》 としたうえで、 《吉本興業のみ報告して、警察に証拠は提出して相談してる状況です》 と警察に相談していることを明らかにしている。 一般論として、SNS上で性的画像を送らせるということ自体に法的問題はないのだろうか。また、稲田が指摘したように不正ログインであれば、それをした人間はどんな罪に問われるのだろうか……。 法律の専門家である『森實法律事務所』森實健太弁護士に話を聞いた。 「女性の方の年齢(未成年かどうか)や、やり取りの内容によっては、『児童ポルノ禁止法』や刑法の『強要罪』に該当する可能性があります。さらにはこれも女性の年齢などにもよりますが、青少年健全育成条例等の条例違反になる可能性もあります。また女性が精神的苦痛を受けたとして民事訴訟を起こした場合は、慰謝料の請求が認められる可能性はありますが、金額としては大きな額の請求は難しいと思われます。 一方で、稲田さんが主張するように不正アクセスがあったとすれば、他人のアカウントに勝手にログインするという行為は、不正アクセス禁止法違反になる可能性があります。そしてその投稿の内容などによっては別途、刑法の名誉毀損罪や業務妨害罪などに問われる可能性があります」 女性の年齢は不明だが、“送らせた人物”は最初に生年月日も聞いているようなので、未成年対策はしていたのかもしれない。 「AbemaTVは地上波では扱えないような“攻めた”企画をやることは多く、それゆえにリアリティが出ています。しかし、名前を使われたうえに架空の企画で女性を騙していたことに、関係者は怒り心頭のようですね」(スポーツ紙記者) 捜査機関により、稲田の潔白は証明されるのだろうか……。 森實健太弁護士(森實法律事務所代表) 兵庫県弁護士会所属。全国にて相続、会社・医療法人等の企業法務、事業承継等を主に民事、刑事を問わず幅広く対応。相続や生前対策(遺言、民事信託)に関するセミナー講師やラジオ出演が評判を呼び日本各地を日々渡り歩いている
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