【フローラS】クリスマスパレード樫切符狙う 優等生のレース運びで連勝中 「先につながる結果が出れば」
「フローラS・G2」(21日、東京) 新馬-水仙賞を連勝。テン良し、中良し、しまい良しと三拍子そろった優等生のレース運びで、クリスマスパレードは白星を重ねてきた。ただ、そんなレースぶりとは対照的に普段はヤンチャ娘。「いつケガをするかと心配になるほど。競馬で結果を出してくれる点は頼もしいんですけどね」と加藤士師も苦笑いだ。 父は初年度からイクイノックスを世に送り出したキタサンブラック。母ミスエリカは中央時代は1勝止まりも、地方転厩後に中距離戦で活躍した。その血統背景を考慮してデビューは芝二千から。難なく快勝を決めると、指揮官は樫の舞台に照準を合わせた。「新馬後すぐ、オークスを目標に置いた。ここで先につながる結果が出れば」と大きな期待を寄せる。 前走後は短期放牧でリフレッシュ。3月下旬に帰厩すると坂路とコースに加え、プールも活用しながら順調に調整を進めている。トレーナーは「状態はいいと思います。馬体重的には大きく変わっていないけど、いい感じで出せそう」と仕上がりに自信。ここを文句なしの競馬でパスできれば、桜組にとって脅威の存在になりそうだ。