目の錯覚アートずらり...パネル、だまし絵90点 坂井市龍翔博物館
目の錯覚を使ったアートを楽しむ企画展「ミュージアムdeイリュージョン」が坂井市龍翔博物館で開催されている。絵柄が飛び出したり、動いたりしているように見える約90点が展示され、担当者は「イリュージョンで遊んで写真に撮って夏休みの思い出にしてほしい」と来館を呼びかけている。9月23日まで。 同博物館と県立こども歴史文化館(福井市)の共催。三国港の突堤を設計したオランダ人G・A・エッシャーの五男がだまし絵で有名な画家M・C・エッシャーであることから企画した。 特別展示室には、北岡明佳・立命館大教授(知覚心理学)が作った錯視パネルが並ぶ。図形が膨らんだり、消えたり、同色なのに違う色に見えたりとさまざまな仕掛けがある。博物館のキャラクターりゅうちぃがダンスをしているように見えるパネルもある。 1階中央にあるベザイ船の下は、うねる波に見えるデザインに変更。このほか1~3階にマスキングテープで作っただまし絵や、落とし穴に見えるマットなどもあり、さまざまな目の錯覚を来場者が楽しんでいる。 28日午後2時から北岡教授の特別講座が開かれる。問い合わせは同博物館=電話0776(82)5666。水曜休館。