パカッと開く「ルーフテント」何が”良い”? ミニバンに装着で「最高に丁度いい」!? “本格キャンピングカー”以上に好まれる「理由」とは
簡素で無骨な「商用バン」より快適でカッコいい「ミニバン」を好むユーザーは多い
近年ブームを巻き起こしたほど注目を集めた車中泊やキャンプですが、ブームが沈静化しつつある今もなお、利用者は増え続けているようです。 本格的なキャンピングカーまではいらないというライトなユーザーにとって、一体どのようなクルマが最適なのでしょうか。 【画像】めちゃカッコいい! ミニバン「車中泊仕様」を画像で見る(30枚以上)
一時期、クルマで一夜を過ごす車中泊や、自然を感じるアウトドアレジャーのキャンプがブームだと話題になっており、本格的なキャンピングカーも長期の納車待ちを伴うほどの人気を集めていました。 現在、熱狂的なブームこそひと段落したようですが、依然として一定の需要はあるようで、なかにはクルマを買い替える際に、車中泊やキャンプに適した車種を選ぶという人もいます。 車中泊では、大人でも寝転がることができる「広さ」が重要になります。そのため、室内空間の大きいトヨタ「ハイエース」などの商用ワンボックスバンや、スズキ「エブリイ」などの軽ワンボックスバンが選ばれることがあります。 しかしユーザーの中には、商用車をベースにしたキャンピングカーに否定的な人もいます。 炊事や収納、ベッドなどの重装備のため日常使いには馴染まない点に加え、価格のわりに基本装備は簡素な反面、見た目もゴツく、女性ユーザーを中心に「商用車には乗りたくない」という意見があるようです。 そこで注目が集まるのが、トヨタ「ノア」や「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」などをはじめとした「ミニバン」の車中泊利用です。 ミニバンを車中泊で使用する際の魅力やメリットについて、キャンピングカーの老舗ビルダーで、ミニバンベースのキャンピングカーも得意とする「ホワイトハウスキャンパー」の担当者は以下のように話します。 「ミニバンはサイズも手ごろなので普段使いにも使えますし、快適装備も揃っているので、家族でのお出かけにも最適なモデルです。 弊社では屋根に収納式のテントを備えた“ポップアップルーフ”仕様車を用意しているので、小柄なミニバンでも家族4人が快適に就寝できるのが特徴です。 実際に購入された方々からは『買い物利用など、普段からさまざまな用途に使いやすい』といった声が多くありました。 全長5mを超える大柄な車種をベースにしたキャンピングカーでは、広い室内空間を確保できる反面、長さや車幅制限のある一般的な駐車場に停められない場合が多々あります。 その点、ミニバンをベースにしたキャンピングカーなら心配はなく、日常的に使うショッピングモールの立体駐車場などにも停めることができるので、便利だと好評です。 またマンションなどの集合住宅に住んでいる人も同様に、制限なく敷地内の駐車場に停めることができます。 このように日常生活に適応しつつも、キャンプ利用としても役立てるところに魅力を感じてくださった方がたくさんいらっしゃいます」 ミニバンなら、日常から週末の車中泊まで、1台で多用途に使えるところが大きなメリットとして好まれているようです。