リーグ優勝決定シリーズ第4戦

メッツ戦、初回に先頭打者本塁打を放ちガッツポーズするドジャースの大谷翔平【写真：ロイター】

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日（日本時間18日）、敵地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場。3打数1安打1打点、3四球で10-2の勝利に貢献した。先頭打者本塁打で先制点をもたらすと、以降は勝負を避けられる場面が目立った。四球で出塁後に2番ムーキー・ベッツ外野手が爆発すると、米記者は「自ら招いた痛みだ」と采配に落胆している。 【動画】「別のレベルに到達している」　大谷翔平、NY黙らす豪快130m弾にカーショーも大騒ぎする実際の映像 　3-2でリードする4回1死一塁の場面、大谷は四球で出塁すると、続くベッツがレフトへの2点適時打を放った。大谷は一塁から快足を飛ばして一気に生還。さらに、5-2の6回1死でも大谷が四球で出塁した。続くベッツはレフトへの2ランを放ってリードは5点差。メッツファンのブーイングを黙らせた。 　ベッツはこの日、大谷の3四球の直後全てで安打を放った。X上では米記者も反応。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は大谷とベッツの6回までの合計成績が5打数4安打、3四球、5打点、6得点、2本塁打だったことを紹介。「ドジャースが7-2でリードし、シティ・フィールドは死体安置所のようだ」と大ブーイング一転、静まった球場の雰囲気を伝えていた。 　MLB公式や米ニューヨーク州地元局「スポーツネット・ニューヨーク」のメッツ番を務め、現在はメッツ専門メディア「ジャスト・メッツ」を運営するマイケル・バロン記者は「メッツがショウヘイ・オオタニを歩かせると、毎度ムーキー・ベッツが代償を払わせている。偉大な選手のために偉大な選手を歩かせることはできない。ただ自ら招いた痛みだ」と弱腰の采配に失望していた。 　2020年に12年総額3億6500万ドル（約547億円）でドジャースと契約延長。昨オフに10年総額7億ドル（約1014億円＝当時）でドジャースと契約した大谷との強力1、2番コンビがメッツを苦しめた。