ヤクルト本社、乳酸菌摂取と健康についての共同研究に参画
ヤクルト本社は15日、国立長寿医療研究センターが実施する「東浦研究」に参画し、乳酸菌摂取が高齢者の脳やからだの健康に果たす役割を解明することを目的とした共同研究を開始したと発表した。 「東浦研究」は2023年度に開始された長期横断疫学研究。愛知県知多郡東浦町在住の65歳以上(要支援・要介護認定を受けていない人)を対象に継続的な調査を実施し、フレイルの進行・改善に関与する要因の解明を進めるというもの。同社を含めて9つの機関・企業が参画している。 同社は調査の参加者約1300人を対象に、乳酸菌飲料の摂取状況に関する質問調査、腸内細菌叢および認知機能指標を測定する。得られたデータを長寿医療研究センターが管理する運動機能、認知・心理機能、活動、睡眠のデータなどと合わせて解析し、乳酸菌の摂取が認知機能や睡眠に及ぼす影響や、腸内細菌叢などとの関連性の解明を目指す。共同研究は2027年度末までの期間を予定している。