【バレー】バレーボールネーションズリーグ男子、日本戦に向けてセルビア選手のコメント【現地取材】
バレーボールネーションズリーグ(以下、VNL)男子は初戦でアルゼンチンを倒し、次の相手はセルビア。セルビアは初戦を3-1で、イランを振り切った。
強打を互いに拾い合う応酬
セルビアとイランも互いにまだパリ五輪の出場権がなく、ここからポイントを積み重ねていきたいところだ。 試合はセルビア3-1イラン。昨年の五輪予選では個々の実力はあるのにまとまらない、最後には自信を失くしてしまったように見えたイランだが、新たにブラジル人マウリシオ・パエス氏(元パナソニックコーチ)を監督に迎え、再出発だ。「五輪はとても厳しいことはわかっている。でも最後まであきらめないという気持ちが皆にあるので、その気持ちに私も応えたい。ベストを尽くす」とマウリシオ監督。今日の試合で、見ごたえがあったのは、両チームの強打の拾い合いだ。どちらもサーブ&ブロックで崩しに来るが、ブロックを抜かれた後の守備でも魅せた。サーブも緩急を使い、コースをつき、力とスピードよりも相手のリズムを狂わせる狙いがあった。
試合後のコメント、初戦と日本戦について
――初戦のイラン戦はいかがでしたか。次の日本戦に向けての抱負も聞かせて下さい。 セルビア、Sヨボビッチ:とても難しかったです。イランのレセプションが良かったですから。出だしはちょっともたつきましたが、そのあとは自分たちの攻守がでて、しっかり戦えました。 ――オリンピックの出場はどのように考えていますか。 ヨボビッチ:まだ遥か彼方という感じです。でも今日から目の前の試合をひとつひとつ勝っていく積み重ねだと思います。挑戦するだけです。
――次の日本戦に向けてはどうですか。 ヨボビッチ:日本は素晴らしいチームですね。イシカワやランがいなくても、リザーブが揃っているし、コーチ陣も素晴らしい人たちがいるようです。ゲームの組み立てがうまいと思います。僕たちにチャンスなんてあまりないですよ。日本対アルゼンチン戦も見ましたが、彼らがうまくいかないように願うしかないですね。(笑) MBボドラスチャニン:まずはイランに勝てて、良かったです。日本は世界のトップに仲間入りしたチームです。崩すのは楽じゃない。主力の二人がいなくても、いつもと変わらぬいいゲームだったと思います。こちらは集中力が切れないように気を付けたいです。