DeNA・三浦監督「ベイスターズが世界から注目されるように」 日本選手のメジャー移籍に持論
1998年以来26年ぶり3度目の日本一に輝いたDeNA・三浦大輔監督(50)と、扇の要としてチームを牽引(けんいん)した戸柱恭孝捕手(34)が12日、東京都内の日本外国特派員協会で行われた記者会見に出席した。 【写真】度会隆輝と談笑するDeNA・村田修一コーチ「久しぶりに青いユニホームを着られてうれしい」 レギュラーシーズン3位からの〝下克上優勝〟を果たした要因について三浦監督は「若手もベテランも年齢関係なく、しっかりとコミュニケーションが取れるようになって一体感が生まれた」。戸柱は「声援に背中を押してもらった。ファンの皆さまと横浜が一体となって戦えた」と語った。 日本シリーズではソフトバンクに対して2連敗後に4連勝し、一気に頂点へ。指揮官は「2連敗したがチーム全体にネガティブな空気はなかった」と回顧。「自発的に選手たちがミーティングをして、切り替えがしっかりできた」とうなずいた。 大谷や山本らNPBからスター選手が次々とメジャー移籍をする昨今。DeNAではエースの今永が今季から戦いの場を米国に移した。現状について三浦監督は「これは仕方がないこと。選手個々の夢として世界の強豪と戦いたいというのはある」と持論を展開。その上で「でも、日本の野球も盛り上がっている。今年、横浜スタジアムは連日満員で試合ができた。ベイスターズが世界から注目されるように」と視線を上げた。 「来年はリーグ優勝から日本一を目指して戦っていきます」。常勝軍団へ、指揮官が鋭い目線で来季を見据えた。(加藤次郎)