糸瀬七葉ドラマ初主演、地元・愛知県が舞台「今までにない達成感があった」、16年「ミス・ティーン・ジャパン」GP
女優の糸瀬七葉(20)が、地元の愛知県を舞台にしたテレビ東京系スペシャルドラマ「忘れっぽいハムレット」(9日・後4時)でドラマ初主演を飾る。 【写真】16年「ミス・ティーン・ジャパン」GPの糸瀬七葉 2016年の「ミス・ティーン・ジャパン」グランプリの若手ホープはこのほど、本紙の取材に応じ「すごくうれしかったです。自分が主演と信じられなくて。『えっ!私ですか?』って何回も聞き直しちゃいました」と喜びを爆発。「この仕事を続けていくにあたって、私の初主演ドラマは『忘れっぽいハムレット』だ!って胸を張って言えるように。悔いの残らないように、と臨みました。撮影を終えた時、今までにないぐらいの達成感がありました」と充実感をのぞかせた。 演じたのは、軽度認知障害と向き合いながら市民芸術祭のハムレット役に挑む祖父・林太郎(鈴木林蔵)を支える孫娘・唯奈(糸瀬)。祖父と孫娘、地域住民とのやり取りを心温まる物語として描く。 最高気温40度に迫るほどの酷暑の8月に、県西部に位置する大府市内で全編ロケ。撮影地のあいち健康の森公園は、幼少期から慣れ親しんだ場所。自然と緊張も和らいだ。「バック転の練習をしたり、友達とピクニックに行ったり、人生で一番遊んだ公園じゃないかな。思い出のある場所での撮影は、何より安心感がありました。こんな幸せなことがあっていいんだなって」 エキストラで参加した市民の優しさにも触れ、それが力になった。「合間に『応援しています』『頑張ってください』と声をかけてくださったり、出身中学が同じ息子さん、娘さんを持つ親御さんが話しかけてくださったり。地元トークで盛り上げてくれて、心遣いに感謝しています。ふるさとっていいなって改めて思いました」 22年春に「やりたいことに、とことん向き合いたい。器用な人間ではないので、一つのことに集中して取り組みたい」と決断。芸能活動一本に絞り、高校卒業と同時に上京した。「恋愛映画のヒロインに憧れがあります。これからは、コンスタントに作品に出ることが一番の目標。自分磨きをして、みんなに勇気を与えられる女優さんになりたいです」と誓った。(加茂 伸太郎) ◆糸瀬 七葉(いとせ・ななは)2003年12月31日、愛知県出身。20歳。18年TBS系「あなたには帰る家がある」で女優デビュー。同年「ヌヌ子の聖★戦 HARAJUKU STORY」で映画初出演。21年からフジテレビ系「めざましテレビ」のイマドキガール。趣味はピアノ(2歳から現在まで)、フルート(中学1~3年)。血液型A。
報知新聞社