ヘンリー王子、ラッパーのショーン・コムズの性的暴行訴訟で名前が取り沙汰される
現地時間3月25日(月)にラッパーのショーン・コムズがカリフォルニア州とフロリダ州に所有している邸宅に、国家安全保障省の多数の捜査員が捜索に入った。捜査員たちは銃を携帯していた。 【写真】メーガン妃&ヘンリー王子のイチャイチャ幸せモーメント30
またコムズの2人の息子をはじめ邸宅内にいた人たちが屋外に出され、手錠をかけられて質問される様子をカメラがキャッチしている。コムズはこのときどちらの邸宅にもいなかった。同省の代理人はエンタメサイト「TMZ」に「現在進行している捜査の一環として法の執行をおこなった」とのみ説明している。コムズは現在、複数の女性や元プロデューサーから性的暴行や性的人身売買で訴えられている。新聞「ニューヨークポスト」をはじめアメリカマスコミはこれらの容疑に関する捜査が行われていると見ている。
その訴訟の1つ、元プロデューサーのロドニー・ジョーンズが起こした民事裁判にヘンリー王子の名前が出てきていることが発覚、イギリスマスコミを驚かせている。ジョーンズはコムズの下で働いていた2022年9月から2023年11月までの間、コムズから性的虐待を受けたと主張している。性器など身体を触られ性的関係を持つように迫られたとして、賠償金3,000万ドル(約45.4億円)を求めている。この裁判の中でジョーンズは、コムズがパーティーを開催しセックスワーカーや未成年の女性たちと性的関係を持っていたと証言。パーティーには大量のドラッグが持ち込まれ、コムズはこのパーティーで集めた女性たちを性的人身売買に利用していたという。
ジョーンズによると、コムズは女性たちに「自分は有名なスポーツ選手や政治家、アーティスト、ミュージシャンたちと知り合いだ」と言ってこのパーティーに誘っていた。その中にヘンリー王子の名前も。「英国のヘンリー王子のような国際的なセレブと親しい」と言っていたという。王子には犯罪の嫌疑はかけられていない。
コムズは2007年にダイアナ元妃を称えて開催されたチャリティイベント「コンサート・フォー・ダイアナ」に出演している。王子はアフターパーティーでコムズと対面、カニエ・ウェストも交えてカメラの前に立っている(写真)。王子がこのコンサートの後、コムズとの交際を続けていたかどうかは確認されていない。またこのパーティーにはウィリアム皇太子もいたことが確認されているが、皇太子の名前は今回の訴訟に出てきていない。
皇太子の代理人はこの報道にまだ何もコメントを発表していない。コムズは性的暴行や人身売買疑惑をすべて否定しているが、家宅捜索が入ったことで一連の疑惑がマスコミを賑わせている。王子がコムズとの関係をどう説明するのか注目が集まっている。