リビアン、１－３月のＥＶ生産台数と納車台数が予想上回る
（ブルームバーグ）： 米電気自動車（ＥＶ）メーカー、リビアン・オートモーティブが発表した１－３月（第１四半期）のＥＶ生産台数および納車台数は、ウォール街の予想を上回った。
２日の同社発表によると、１－３月のＥＶ生産台数は１万3980台、納車台数は１万3588台。生産台数のアナリスト平均予想は１万3817台だった。納車台数も予想を上回った。
リビアンは人員削減や生産台数の横ばい見通しなどから、今年は不安定なスタートを切っている。リビアンは先月、ジョージア州での新工場の建設計画の一時中止を発表。コスト削減を図って突然、方針を変えた。
リビアン、ＥＶ新工場建設を一時中止－突然の方針変更で株価急伸
ＥＶ市場のリーダーであるテスラを追いかける数少ない純粋なＥＶメーカーの１社であるリビアンは2021年の上場以来、生産規模拡大への取り組みでつまずいている。同社は消費者向けのピックアップトラックとスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）、株主であるアマゾン・ドット・コム向けの商業用バンの３つのバッテリー駆動モデルを製造している。
リビアンは２月、１－３月の納車台数が前四半期比10－15％減少すると警告。サプライチェーンの変更と新素材の導入により、生産台数は１万3500台程度になると予想していた。
同社は２日、2024年の生産台数目標を前年とほぼ同水準の約５万7000台とあらためて表明した。
同社の株価は年初から１日までに53％下落。
原題：Rivian Beats EV Production Estimates as Shipments Rebound（抜粋）
(c)2024 Bloomberg L.P.
Edward Ludlow
