厚労省の新型コロナ専門家会議、今月末に廃止へ 尾身氏“パンデミック”振り返る
日テレNEWS NNN
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議が今月末で廃止されるのを前に、25日、専門家らがこれまでの議論を振り返りました。 新型コロナ対策アドバイザリーボード 尾身茂氏「しっかりとこの経験を生かしてよりよいものにしようという強い意志を感じたことは、非常に私は良かったと思います」 新型コロナの感染状況を分析する「アドバイザリーボード」は2020年の感染拡大以降去年まで124回行われましたが、来月から通常の医療体制に戻ることなどをうけ、今月末で廃止されます。 この会議に参加していた政府分科会の尾身元会長は、当時の対応を一定程度、評価しながらも、「平時の備えが重要」だとして、今後、政府と専門家、それぞれの果たす役割を明確にしたうえで、情報の提供やリスクコミュニケーションのあり方を議論すべきだと述べました。