細川成也(中日ドラゴンズ 外野手) 去年の自分を見ていたら、ここまで成績を残せると思っていなかった|鷲田康――野球の言葉学【全文公開】
細川は「憧れの選手」に筒香を挙げている
プロ野球にはこういう選手がまだまだいるはずだ、と思いを馳せてしまう。 セ・リーグの5月の月間MVPを受賞したのは、阪神・大竹耕太郎投手(27)と中日・細川成也外野手(24)と、いずれも昨年の現役ドラフトで移籍してきた選手だった。 大竹は早大から育成ドラフト4位でソフトバンク入り。1年目に支配下登録されて、中継ぎ、先発で起用された。しかし左肘付近の肉離れなどの故障もあり、昨年までの2年間は未勝利に終わっていた。それが阪神に移籍した今季は先発で4月8日に2年半ぶりの白星を掴むと、その後はローテーションを担う活躍。5月は3勝で防御率も0.33と岡田阪神の快進撃を支えての受賞だった。
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鷲田 康/週刊文春 2023年6月22日号