羽生善治会長、サザン熱唱の新四段に「個性を発揮して活躍されることを期待」
日本将棋連盟の第75回通常棋士総会が7日、東京・新宿区で開催された。同会後、日本将棋連盟の羽生善治会長らが東京・渋谷区の将棋会館で会見を行った。 総会では冒頭新正会員のあいさつで高橋佑二郎四段がサザンオールスターズの「真夏の果実」を熱唱する一幕もあり、羽生は「以前は新四段は定型のあいさつをされるかたが多かったと思うんですが、ここ最近はアピールしていこうという傾向もある。将棋の世界は一人一人の棋士が活動していく世界。やはりみなさん個性を発揮して活躍されることを期待しております」と笑顔を見せた。 総会では野月浩貴八段が議長、糸谷哲郎八段が副議長を務め、正会員257人のうち、192人(委任状 44通含む)が出席した。 会長に就任してから1年がたった羽生は「これまでも関係者の方々にお会いする機会はかなりあったのですが、ここ1年はお話しする機会がかなり増えた。そういう意味で非常に得がたい経験をさせていただいていると感じている。様々な方の話を聞きながらこれから先の運営にもいかしていきたい」と話した。
報知新聞社