ビデオメッセージでオーディション参加を呼びかけた小栗旬

　トライストーン・エンタテイメント、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）、東宝、ソニー・ミュージックエンタテインメントの４社による俳優オーディション「ＴＲＥＡＳＵＲＥ　ＨＵＮＴＩＮＧ～あなたの才能を探す冒険に出かけよう～」の開催会見が２３日、大阪市内で行われた。世界市場で活躍する俳優の発掘が目的で、最終審査は来年２月１日にＵＳＪ内で実施する。トライストーン社長を務める俳優・小栗旬（４１）はビデオメッセージを寄せ応募を呼びかけた。募集期間は９月１７日午後５時まで。 【写真】ＵＳＪ内で２４日から９月１日まで体験版実施　プロが撮影→その場で応募も 　エンタメ業界を代表する３社と、大手テーマパークが手を組み、壮大な俳優発掘オーディションが開催されることになった。応募資格は満１２歳から２２歳で、性別・国籍は不問。求めるのは潜在能力の高い逸材で、世界で通用するトップスターだ。 　会見では、トライストーン社長の小栗が、ビデオメッセージで登場。「われわれ俳優という職業はですね、自分という器を使って別人になり、自分では出来ない無限の可能性を与えてくれます。そんな職業が私は大好きです」と役を演じる素晴らしさをＰＲした。 　その上で「自分の中に眠る可能性に期待してみませんか。僕らと一緒に自分の中にある、まだ見ぬ宝箱を開けてみませんか」と呼びかけた。２月１日にＵＳＪ内で実施される最終審査には、自身も審査員の一人として参加することを明言した。 　ＵＳＪと合体した異例のオーディション企画は、山本又一朗トライストーン会長（７６）が２０１７年、所属タレントと現地に足を運んだことがきっかけだった。元気にはつらつと遊ぶ若者らの姿に「こういう子たちを演技スタジオに連れていきたい」とＵＳＪと組んでのオーディション開催の着想を得たという。さらに世界と渡り合うためには、エンタメ業界の集結が不可欠と考え、共催を呼びかけた。山本会長は「このプロジェクトを進めることで、世界に通じる俳優を育成してみせる」と強い決意をにじませた。 　呼びかけに賛同したソニー・ミュージックの村松俊亮ＣＥＯは、ＭＬＢで活躍する大谷翔平選手の名前を出し「日本人としての美しさ、かっこよさ、人間の深みを表現しているスポーツ界の彼のような存在を、エンターテインメント界でぜひ実現させたい」。世界で通用する俳優育成へ－。総力を挙げてダイヤモンドの原石を発掘する。