大阪で過去最悪の「特殊詐欺」件数・・・自治体や地元企業が対策会議 「被害に遭いにくい環境整備を」官民連携の強化を呼びかけ
オレオレ詐欺や架空請求詐欺といった「特殊詐欺」を防ぐため、大阪府警や地元企業などが参加する対策会議がありました。 去年、大阪府内の特殊詐欺の発生件数は、過去最悪を記録していて、取り組みの強化を確認しました。 府警本部で19日に開かれた「オール大阪特殊詐欺撲滅対策会議」には、自治体や金融機関など約135の団体が参加しました。 去年1年間で、府内で発生した特殊詐欺事件は2649件(暫定値)で、おととしよりも500件以上も増え、過去最悪の認知件数となっています。 府警によりますと、去年の被害総額は約36億円にのぼり、被害者の約85%が65歳以上の高齢者で、特に「還付金詐欺」が増加しているということです。 会議に出席した大阪府警の向山喜浩本部長は「水際対策や被害に遭いにくい環境整備などの取り組みが必要」などと話し、官民連携のさらなる強化を呼びかけました。
ABCテレビ