イングランド代表にはスーパースター候補生が揃っている
さらに、センターバックと左サイドバックを高いレヴェルでこなすリーヴァイ・コルウィル、長身を利した空中戦と丁寧なフィードに定評があるジャラッド・ブランスウェイト、状況判断とボールコントロールに秀でたコビー・メイヌーなども、世界に衝撃を与えうるスーパースター候補生だ。
また、彼らの大半が20代前半で、メイヌーはまだ19歳だ。この先3~4年、いや、10年近くは大きな飛躍が期待できる逸材ばかりだ。
しかも、彼らはベッカム世代のようにギスギスしていない。練習中のムードもすこぶる良好だ。
さぁ、6月14日に開幕するヨーロッパ選手権(開催国はドイツ)で、イングランド代表はどこまで勝ち進めるのだろうか。近年になく好タレントが集まり、期待は日増しに高まっている。1966年に地元開催したワールドカップ以降、58年間も遠ざかっているタイトル獲得も、決して夢ではない。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹