サケ遡上、今年は? 河北・寒河江川で釣獲調査
寒河江川を遡上(そじょう)するサケの実態を把握する釣獲調査が、河北町溝延の溝延橋下流で10月19日~今月3日に行われた。最上川第二漁業協同組合、寒河江市、河北町でつくる寒河江川鮭有効利用調査委員会が例年行っており、今年は期間中に計8日間、参加者を募集して行った。 関東地方のほか、岐阜県や愛知県などから申し込みがあった。今年は海水温が高く例年よりサケの遡上が1週間ほど遅れたという。性別、大きさ、重さなどを調べ、雌から採取した卵をふ化して来年3月に放流する。雄は1人3匹まで持ち帰ることが可能とした。 10月27日は県内外の32人が午前6時から釣りを楽しんだ。約80センチの大物を釣り上げた東京都立川市の福祉施設職員飯田知顕さん(52)は「流れが速くて大変だが、釣りがいがある」と満足した表情だった。