女子サッカーのうれしい話題です。なでしこリーグ２部の岡山湯郷ベルが９月２９日の試合で勝利し、リーグ優勝と１部昇格を決めました。 備前市で行われたホームゲーム、１２０４人のサポーターが応援に駆け付けました。 （サポーターは…） 「きょうは優勝がかかっているのでぜひともと思って来た」 「きょうはぜひ勝利をつかんでほしい」 「たくさん点を取って無失点で抑えて勝ってくれれば」 （長尾龍希アナウンサー） 「大勢のサポーターが集まる中、リーグ優勝そして１部昇格をかけた一戦が始まります」 対戦相手は４位の湘南、この大一番でもエースでキャプテン・横山久美が流れを呼び込みます。前半６分、横山はゴール前中央でパスをもらうと振り向きざまにシュート。先制点を奪います。 前半２３分にはディフェンスの裏へのボールに反応した横山がこの日、２ゴール目をあげると。３７分には味方のクロスにヘディングシュート。キーパーが弾いたところを栫井美和子が押し込み点差を広げます。 後半も勢いが止まらないベル、フリーキックで横山が直接ゴールを狙います。こぼれたところを坂本理保が押し込んでダメ押しの５点目。５対０でこの大一番を制した湯郷ベル。４試合を残しながらリーグ優勝を決め、２０１６年以来の１部昇格を果たしました。 （サポーターは…） 「感極まった」 「これからも応援したい存在」 「今いる選手も、一番つらい時期を支えてくれた選手もありがとうございます」 （岡山湯郷ベル　横山久美選手） 「ここからがまた勝負だと思うので、きょうは１日うれしさに浸かって、またあすから頑張りたい。今シーズンチームとしての目標で無敗優勝を掲げているので、残り４試合も勝ちにこだわってやっていきたい」 （岡山湯郷ベル　谷口博志監督） 「地域の人たちがこの１０年間我々のクラブを見捨てることなく応援を続けてくれたことがこの優勝につながったと思っているので、今後も地域の人たちに愛されるようなチームであり続けたい」