手取り年収200万円の新社会人です。新車の「シエンタ」を買うのは無謀でしょうか?
新社会人になったら、車を購入したいと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、新社会人は年収がまだ低く、車を購入する余裕がない人もいるでしょう。 本記事で紹介するのは、手取り年収200万円で「トヨタ シエンタ」を購入したいと考えている新社会人の相談です。手取り年収200万円で、新車のシエンタを購入することは可能なのかということを考えていきます。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
カーライフには手取り月約26万円が必要?
ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が20歳を対象に行った「2024年 20歳のカーライフ意識調査」(調査期間:2023年11月13日~17日、調査対象:2003年4月2日~2004年4月1日生まれの男女各500名)によると、カーライフに必要だと思う手取り月収額は平均25万5000円でした。 今回の相談者は手取り年収が200万円のため、12で割って手取り月収額は約16万7000円です。カーライフを送るうえで理想的な手取り月収額とは10万円近い差があり、余裕を持ったカーライフは送りにくい可能性があります。
手取り年収200万円で新車のシエンタは買える?
同アンケート調査によると、車を購入する際の予算の上限額について、予算の上限額の平均は187万1000円でした。居住地によって金額に差があり、予算の上限額の平均は都市部では229万6000円、地方で175万8000円という結果となりました。 シエンタのメーカー希望小売価格は、195万~310万8000円(税込み)となっています。金額に幅があるのは、グレードによって価格差があるためです。シエンタのなかで最も安いのは、エントリーモデルのX 2WD(5人乗り)となります。 前術のアンケート調査から分かった車を購入する際の予算の上限が187万1000円なので、シエンタは年収よりもやや高い金額のため、新車シエンタの購入・維持はやや厳しいといえるでしょう。 とはいえ、まとまった貯金や親からの支援がある場合は、話が違います。同アンケート調査では、親や親戚などから車の購入資金を援助してもらえるならいくらくらい援助してほしいかも質問しています。希望する平均額は98万3000円で、確かにそれだけの援助が実現したら新車購入の夢は大きく近づくでしょう。