【天童よしみさん】母・筆子さんのコミュニケーションも元気の源に?「美容談義に花を咲かせながら同居生活を楽しみたい」
間近でお会いしてもシミ、シワがまったく見当たらず、白絹のようなきめの細かい透明肌をキープしている天童よしみさん。天童さんといえば目力メイクでおなじみですが、時代の変化に合わせ、実は少しずつアップデートしているといいます。そのあくなき美容魂の影には、今年91歳になるお母さま、筆子さんの教えが息づいていました。 【写真】天童よしみさんと、母の筆子さん
ーー健康を保ち、エネルギーを維持するために日ごろから心がけていることは?
「やはり睡眠は大事。夜はなるべく22:00、おそくとも0:00までには床に就くようにしています。朝起きるのは7:00。同居している母も同じ時間に起きて、一緒に朝食を摂ります。ここ数年、朝食の定番は千切りキャベツを挟んだトースト。千切りキャベツには青じそドレッシングをかけます。生のキャベツはシャキシャキと歯ごたえがよく、ドレッシングのおかげでさっぱりといただけ、おなかにもいいんです。また、職業柄声を出すことは当たり前のことですが、おなかから大きな声を出すとストレス発散になり、活力になることは間違いありません。先日も母、叔母とともにカラオケに。ちょうど南海トラフや台風の影響が心配されていた時期でしたが、そんなときこそ声を出して元気になろうと。実際エネルギーがよみがえり、くよくよしているよりよかったなと思いました」
ーーお母さまとのコミュニケーションも元気の源に?
「おっしゃる通りです。私は本当に母が大好きで、私に人生をささげてくれた母に少しでも快適な暮らしをしてもらうのが切なる願い。今でも、私が夜遅く家に帰っても寝ずに待ってくれている母ですが、足を悪くしてからは何かと私を頼ってくれるのがうれしくて。これからもできるかぎり母のリハビリを助け、美容談義に花を咲かせながら同居生活を楽しみたいです」 天童さんが少し凹んでいると「今日は焼肉いこか?」とさりげなく励ましてくれる筆子さん。つらいことがあっても愚痴をこぼさなかった母を見習い、天童さんも人に言われたこと、されたことに深刻にならないようにしているという。「自分と考え方が違っても、そういう考え方の人もいるんだな、私は世間知らずだな、と思うようにしています。そのほうが自分自身が楽になるし、プラス思考は必ず表情や声などに表れると思うので」 ●歌手 天童よしみさん 15歳でアニメ『いなかっぺ大将』主題歌「大ちゃん数え唄」発売。1993年第44回NHK紅白歌合戦初出場から昨年で28回出場、紅組トリを三度務める。1998年にはよしみちゃん人形が発売され、女子高生を中心に魔除けのお守りとして大ヒット。昨年は女優として映画『翔んで埼玉』など3作品に出演、CMやミュージカルなど多方面で活躍。 撮影/SHITOMICHI〈SEPTEM〉 ヘア&メイク/市岡利之〈キューズ〉 取材・文/小田ユイコ 企画・構成/中島和美(MAQUIA ONLINE)