山手に向かう高齢女性を発見し…建設会社の3人に感謝状 長崎・島原署
長崎県島原市内で行方不明になった80代女性の発見・保護に貢献したとして、島原署は10月30日、建設会社「小場組」(大下町)の社員ら3人に感謝状を贈った。 感謝状を受けたのは常務の小場博明さん(49)、技術員の岸川安貴さん(50)と落水新也さん(41)。 同署などによると、岸川さんは同8日午後5時半ごろ、眉山ふもとの保安林で治山ダムの建設工事を終え帰社しようと車を運転中、山手に向かって林道を歩いていた女性を見つけた。 女性は同日午前中から行方が分からなくなっており、発見への協力を呼びかける市の防災メールに記されていた女性の特徴と一致したことから、岸川さんは市に通報。後続の車を運転していた落水さんが女性を車内に保護し、小場さんが現場に駆けつけて署員につないだ。 3人に感謝状を手渡した松尾文則署長は「温かい声かけをしていただき、ありがとうございました」とねぎらい、岸川さんは「災害情報などを確認するため防災メール配信に登録していた。人助けできて良かった」と話した。