SUPER BEAVER「尋常じゃないスピード感」「同業者に驚かれる」ニューアルバム『音楽』の制作期間を明かす
渋谷:(アルバムには)「切望」から「小さな革命」まで12曲が並んでいるわけだけど、実は“曲間”というものがありまして……。我々のみならずなんだけど、こういうアルバムを作る人ってこの“曲間”までもこだわっていて……。 上杉:そうなんですよ! 渋谷:この1枚を通して聴いたときに、ちゃんと物語が成立するように「どうやったら今の曲がスっと収まって、次の曲にちゃんとつながるかな?」みたいなこだわりもちゃんと入っているわけでありまして……! 可能ならば、1回はツルっと通して聴いていただけると嬉しいよね。ちなみに藤原さんは、どんなところにこだわった、みたいなのありますか? 藤原:そうだね~……こだわりしか入ってないんですけど。それこそ今、ラジオをやらせてもらっているじゃん? メッセージだったり電話でお話ししたりするときに、いろんな言葉を僕らからも投げたり、伺ったりするときの気持ちみたいなものとか……。やなぎのつくってくれた言葉には、最近のこのラジオで話していたこととかも結構入っている気がしていて。すごく届けたい言葉が入っている気がするから、ぜひちゃんと歌詞カードを見ながら聴いてほしいなと思います。 柳沢:うん。 渋谷:自分たちの一番新しいアルバムが、ちゃんとマスターピースとして届けられるっていうのは……もうなんだかんだ我々、ぼちぼち20年目突入ですからね。 上杉:20歳ですか……! 柳沢:笑っちまうよ!(笑)。 渋谷:本当に我々4人で長いこと歩んできたわけだけど、すごくたくさんの方に支えていただいて。何よりも聴いてくださる方の言葉とか気持ちとか……ライブに行ったらすごくわかるけど、いろんな気持ちを我々が届けると同時に届けてもらっているじゃない? そういうものが、しっかりとSUPER BEAVERの“音楽”となってパッケージングされたんだなって思うと、とっても愛おしい盤ができたなと思いますよね。 柳沢:今回のアルバムは……例えば、映画『東京リベンジャーズ2』の主題歌になった「グラデーション」、「儚くない」だったり、ドラマ『マルス-ゼロの革命-』の主題歌(「幸せのために生きているだけさ」)だったり。「実はどこかで聴いたことあったかも!」みたいな楽曲が、もしかしたらあるかもしれなくて。単曲で聴いたことある楽曲をあらためてアルバムで聴いてもらえたら、届けたいものであったり、もしかしたら必要としてくれるような言葉があるんじゃないかなと思います。ぜひ、アルバムで聴いてもらえたら嬉しいなと思います! ◇ この日の放送では、出来上がったCDをトーク中に渡され、初めて手に取る様子もオンエアされました。 今回のアルバム『音楽』の初回生産限定盤には、特典映像として2023年1月に行われたNHKホールでのライブ映像「SUPER BEAVER アコースティックのラクダ ~突然NHKホール~」を同封。「アコースティックライブ自体が、当たり前だけどビーバーって多いわけじゃないから、実は結構レアなんじゃないか」と話していました。詳細はオフィシャルサイトまで。