「サンジャポ」太田光、「政治にカネがかかる」と発言する政治家に断「自ら敗北宣言と一緒…俺には聞こえる」
TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・午前9時54分)は9日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、自民党が3度修正した改正案は6日の衆院本会議で可決され、衆院を通過したことを報じた。 自民と公明党、日本維新の会などが賛成した。立憲民主党などが訴えた企業・団体献金禁止は含まず、不透明な政治資金である政策活動費も温存される。 スタジオでMCの太田光は今回の規正法を受け「政治とカネ」について言及した。かねてから政治家が「政治にカネがかかる」と発言することに自らの番組で「言わない方がいいよっていう話をしてきたのね」とし「っていうのは、何の仕事ですらカネがあったら、もっといい仕事できるってみんな思っているわけじゃない?それの中でこの程度の予算しかないから、そこで工夫してやるっていうのをみんなやってるわけだから。『政治にカネがかかるんです』『カネがないと、もっといい政治ができないんです』っていう主張はみんなが思っていることだから。どんな商店でも、もっとカネがあれば店をもっと大きくできる、もっとサービスがよくできるっていうのは誰もが思っていることだから。何も政治だけが特別カネがかかるわけじゃないわけで」と指摘した。 続けて「その中でどうやってやりくりするかっていう工夫をみんなしているわけで。『政治にカネがかかるからしょうがないでしょ』っていうのは、その工夫ができませんって言っている宣言と同じで。それは経済を立て直そうって言っている人たちが自分自ら敗北宣言しているようなことと一緒と俺には聞こえる」と主張していた。
報知新聞社