<機動戦士ガンダムSEED>新作「SEED FREEDOM ZERO」制作 “キラ”保志総一朗「気持ちはファンと同じ」
人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の本編映像をアップデートし特別版の舞台あいさつが11月1日、グランドシネマサンシャイン池袋(東京都豊島区)で開催され、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、福田己津央監督、バンダイナムコフィルムワークスの仲寿和プロデューサーが登場した。舞台あいさつでは、新作「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」が制作されることが発表された。収録は既に終わっているといい、保志さんは「気持ちはファンと同じ。ドキドキして完成を待っています!」と語った。 【写真】新作「SEED FREEDOM ZERO」制作 どうなる? 福田監督が明かす!
福田監督によると新作は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の“後の物語”になるといい「僕の作業はほぼ終わっています。なぜかというと、20年前に作っていたから。企画として、映画(SEED FREEDOM)をやるにあたって『MSV』のような展開をオファーいただいていた。シナリオはできていた。絵コンテが半分くらい。最古のコンテは20年前です。閑話休題じゃないけど、一呼吸置くような話になっています」と明かした。元々、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)として企画されたが、現在は「媒体は未定」という。
「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送された。「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、公開された。
「SEED FREEDOM」は、1月26日に公開され、約4カ月のロングラン上映となり、1982年公開の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」が記録した興行収入約23億円を超え、「ガンダム」シリーズの劇場版の歴代最高興行収入記録を約42年ぶりに更新したことも話題になっている。
500カット以上の本編映像をアップデートした“完全版”となる特別版の第2弾が11月1~14日に上映される。特別版は、第1、2弾で異なるエピローグカットが追加される。第2弾で「SEED FREEDOM ZERO」の特別映像が上映される。特別編を合わせて興行収入が50億円、観客動員数が300万人を突破するなど大ヒットしている。