新潟のオオタカから鳥インフル 環境省が高病原性かどうか検査
新潟県は22日、同県長岡市内で弱った状態で見つかった野鳥のオオタカ1羽から、鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。環境省が遺伝子検査を実施し、高病原性かどうかを調べる。県内で鳥インフルのウイルスが検出されたのは今季初。 県によると、オオタカは21日に発見され、県の鳥獣救護施設で簡易検査を実施したところ、陽性反応が出た。高病原性かどうかが判明するまで1週間程度かかるという。 環境省は21日付で、発見地点の周辺10キロ圏を野鳥監視重点区域に指定した。県によると、オオタカの発見場所から半径10キロ圏内に養鶏場が2カ所（計5万2千羽）あるが、異常は確認されていない。 全国では、北海道乙部町で9月30日に見つかった野鳥のハヤブサ1羽の死骸から高病原性ウイルスが今季初めて検出されている。
