子ども・孫に勤めてほしい企業1位は「国家公務員」!年収・退職金はいくら?
子ども・孫に望む最低年収はいくら?
リスクモンスター株式会社の同調査で「子・孫に稼いでほしいと考える最低年収」についてアンケートを行ったところ、「年収は気にしない」が最も多い回答となり、全体の3割を占める結果になりました。 次いで多かったのが16.4%で「500万円以上」、15.4%で「600万円以上」が続きました。 「年収は気にしない」という回答以外では「500万円前後」の回答が集中しています。 国税庁の調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は458万円であることから、高収入の期待よりも「人並みの収入」を得て、安定した生活を送ってほしい親・祖父母が多い傾向にあることがわかります。 では、子ども・孫に勤めて欲しい企業1位にランクインした「国家公務員」の給与・年収はどのくらいなのか。 次章で見ていきましょう。
国家公務員の給与事情。1ヶ月の給与はいくら?退職金もチェック
リスクモンスター株式会社の調査では、子どもや孫に勤めてほしい企業として、「国家公務員」が1位となりました。 では、国家公務員の給与・年収はどのくらいなのでしょうか。 人事院の「国家公務員給与の実態」によると、国家公務員の毎月の平均給与は41万2747円でした。 1年間の平均給与の合計とボーナス(給与4.5ヶ月分)を合わせると、1年間の平均年収は約681万円となります。 先ほど紹介した、日本の平均年収458万円と比較すると1.5倍ほど高いことがわかります。 では、国家公務員の退職金は平均いくらもらえるのでしょうか。 ●国家公務員の退職金はいくら? 内閣官房内閣人事局の「退職手当の支給状況」によると、定年時における国家公務員の退職金は下記のとおりです。 ・常勤職員:2112万2000円 ・うち行政職俸給表(一)適用者:2111万4000円 常勤職員、行政職俸給表(一)適用者ともに、定年時の退職金は平均2000万円以上となっています。 勤続年数によって退職金は変動しますが、およそ30年以上勤めれば退職時に2000万円ほどの退職金を受け取れる可能性は高いでしょう。 年収や退職金といった給与の高さだけでなく、福利厚生の充実やリストラされる可能性が低い安定性から、子どもや孫に勤めてほしい魅力的な職業であることがうかがえます。