J2群馬創設者の植木繁晴氏が死去、監督やGM・代表取締役を務め草創期のクラブをけん引
J2群馬は12日、クラブ創設者で、GM、監督、代表を務めた植木繁晴氏が11日に闘病の末、死去したと発表した。享年69。神奈川・川崎市出身。一般参列も可能な告別式は、15日午後1時から前橋市六供町2丁目50―30「日典ラサ前橋」で執り行われる。喪主は長男・植木雅也氏。 植木氏は神奈川県立新城高から日大を経て、フジタ工業(現J1湘南)で活躍。現役引退後は平塚(湘南)、山形で監督をつとめ、02年にザスパ草津(現群馬)総監督に就任。その後は監督やGM、代表取締役としてクラブの草創期をけん引した。また14~23年には上武大監督・総監督を務めた。 群馬の赤堀洋社長は「群馬のこの地にザスパというチームを発足させ、発展するまで非常に困難や大変なことあったかと思いますが、ザスパが現在の姿まで発展できたのは、植木さんのご尽力あってのことだと思っております。ここ最近お身体の調子があまり良くないお話は伺っておりましたが、それでもスタジアムでお会いすると明るく元気な様子で接してくださり、ザスパの今後を常に気にかけてくださいました。クラブハウスの完成を非常に楽しみにされていた中で、お見せすることができなかったのが非常に悔やまれます。植木さんがザスパの築き上げてきた教えはトップからアカデミーまでクラブ全体で大切に引き継いでまいります。今後の日本のサッカー界、ザスパを見守ってください。本当にありがとうございました」(原文ママ)と追悼のコメントを発表した。 なお14日のアウェー山口戦では群馬の選手は喪章を付けてプレーする。
報知新聞社