ジュディ・ガーランド像がよりくっきりと、戸田恵子「虹のかけら」本日開幕
三谷幸喜が構成・演出を手がけ、戸田恵子が出演する「虹のかけら ~もうひとりのジュディ」が本日5月31日に東京・博品館劇場にて開幕。それに先駆けて昨日30日に会見が行われた。 【画像】「虹のかけら~もうひとりのジュディ」取材会の様子。(撮影:宮川舞子)(他12件) 本作は戸田恵子が60歳を迎えたことを記念して、2018年に初演された作品。劇中では、映画「オズの魔法使い」で知られるミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの付き人で専属の代役でもあったジュディ・シルバーマンの人生を題材としたストーリーが展開する。なお荻野清子が音楽監督、本間憲一が振付・ステージングを務める。 開幕に際し戸田は「まさかもう一度できるとは思っていなかったですし、60歳を過ぎてからの5年は大きいので自分でも驚きつつなんとか初日にこぎつけた気持ちです」と感慨を述べる。またニューヨーク公演について、「ニューヨークでの公演が決まった際、三谷さんには一番にお伝えしましたが『本当に行くんですか?』と言われたので、『行きますよ』とお伝えました(笑)。今回はカーネギーの公演ありきということでリニューアルしております。カーネギーはシアターではなくコンサートホールなので、そこに向けて三谷さんにもお力を借りて、よりシンプルになり、よりジュディ・ガーランド像がくっきり浮かび上がってきたんじゃないかなと思っています」と自信を見せる。 また作品について「ジュディ・ガーランドはプライベートでは大変なこともあり、表舞台に立つ姿とのふり幅の大きさは想像を絶するのですが、ステージを観ると圧巻なんです。短い人生を駆け抜けた姿を感じ取れて、それに触れていくストーリーを届けられるのは光栄なことだと感じています。泣いても笑っても私一人しか出てこないので、皆さんが飽きないように短い時間ではありますが精一杯努めます。沢山の方に観ていただけたら嬉しいです!」と語った。 博品館劇場での公演は6月15日まで。本公演はその後6月8日に埼玉・熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール、12日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、14日に愛知・春日井市民会館、15日に大阪・南海浪切ホール 大ホール、25、27日にアメリカ・Weill Recital Hall(Carnegie Hall)、7月6・7日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、9日に埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホール、12日に三重・四日市市文化会館 第1ホール、14・15日に東京・よみうりホールでも行われる。 ■ 虹のかけら ~もうひとりのジュディ 2024年5月31日(金)~2024年6月6日(木) 東京都 博品館劇場 2024年6月8日(土) 埼玉県 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール 2024年6月12日(水) 新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場 2024年6月14日(金) 愛知県 春日井市民会館 2024年6月15日(土) 大阪府 南海浪切ホール 大ホール 2024年6月25日(火)、27日(木) アメリカ Weill Recital Hall(Carnegie Hall) 2024年7月6日(土)・7日(日) 大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール 2024年7月9日(火) 埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホール 2024年7月12日(金) 三重県 四日市市文化会館 第1ホール 2024年7月14日(日)・15日(月) 東京都 よみうりホール □ スタッフ 構成・演出:三谷幸喜 音楽監督:荻野清子 振付・ステージング:本間憲一 □ 出演 戸田恵子