（写真：群馬テレビ）

群馬県内外から持ち寄った本を通して交流を深める「前橋ブックフェス」が２年ぶりに開かれました。会場では、伊勢崎市出身の漫画家・あだち充さんのトークショーも開かれ、多くの来場者で賑わいました。 前橋市の中央通り商店街に並べられた本の数々。「前橋ブックフェス」は、本の譲渡を通じて交流を深めてもらおうと、民間事業者や市でつくる実行委員会が開いたものです。おととし初めて開かれ、２回目の今年は、前回の２倍となる５万冊あまりの本が県内外から集まりました。 来場者は本を手に取り、持ち主の出展者から直接魅力を聞くなどして、お気に入りの一冊を探していました。会場には県立図書館もブースを出展し、去年からサービスを開始した電子書籍の体験会や、司書が選んだおすすめの本約８０冊を紹介しました。 さらに、前橋プラザ元気２１では、イベントの発案者で前橋市出身のコピーライター・糸井重里さんと、伊勢崎市出身の漫画家・あだち充さんによるトークショーが行われました。あだちさんは、来年のデビュー５５年を節目に「さらにいい味が出せる漫画家になりたい」と意欲を見せていました。会場にはあだちさんの姿を一目見ようと約３００人が集まり、漫画の魅力や漫画家としての苦労話に耳を傾けていました。「前橋ブックフェス」は２０日（日）も開かれます。