【有馬記念】1番人気アーバンシック出遅れて6着 8年ぶりの3歳菊花賞馬Vならず
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 近10年の有馬記念で〈2・3・2・2〉という〝有馬記念マイスター〟ルメールとコンビを組んだアーバンシック(牡3・武井)。GⅡセントライト記念、GⅠ菊花賞を連勝した勢いに乗って単勝2・8倍の1番人気に支持されたが、6着に終わった。 注目されたスタートで痛恨の出遅れ。鞍上はすぐに内めの枠を生かしてスッと5番手のインを確保したが、道中は前進気勢が旺盛なシーンも見られた。勝負どころでは少し位置取りを下げて直線の伸び脚にかけたものの、末脚は今ひとつ。勝ち負けに加わることはできず、掲示板を外す結果となった。 同年の菊花賞馬を制した3歳馬による有馬記念制覇は、2016年のサトノダイヤモンド以降、途絶えており、今年はその期待が高まっていたが8年ぶりのVはならず。ルメールも05年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンド、22年イクイノックスに次ぐ4度目のグランプリ制覇を果たすことはできなかった。 アーバンシックはファン投票7位での出走。昨年はドウデュースが同様にファン投票7位で戴冠し、1975年イシノアラシ以来、48年ぶりのVを果たしていた。
東スポ競馬編集部